石の砦の「うどんすき」
京橋にあるINAXギャラリーで“石はきれい、石は不思議展”を見たあとで、手にデジカメをぶらさげて、京橋2丁目にある、わくわく亭の仕事場へもどる途中、あれこれ写真を撮った。
手にカメラがあると、急造の写真家になった気分である。
それにデジカメは失敗したもの、気が変わって不要になったものは、瞬時に消去できる。フィルムを無駄にするという心配がないから、急造カメラマンは恐れをしらない。
写真は「うどんすき」の店「美々卯 京橋店」である。
なんと立派な建築だろう。いずれ名のある設計家の造形だろうが、まるで巨大な石の砦のようだ。いかめしく、重厚だ。
美々卯は大阪に本店を置く、「うどんすき」専門店。ふつうのうどんもあるが、わざわざ遠方から車でやってくるお客は「うどんすき」がお目当てである。
僕も、ごくたまに友人と「うどんすき」を食べに来るが、夜は一人5000円(飲み物は別予算)。昼間は一人1000円から。うどんは讃岐うどんに似ている。
中央通りから横道へ50メートルも入った裏通りにある。
昼間、駐車場がないのに、店舗の前には、いつも数台の高級車(ほとんどがベンツときまっている)がとまっている。中には運転手がいる。会社のエライさんを送迎するのである。
わくわく亭は、かく思う。
おいおい、うどんを昼に食べるくらい、歩いておいでよ。
運転手つきのベンツで来たって、所詮食うのは「うどん」だぜ。
おまけに、社費で払うんじゃないか。
ベンツを待たせての、うどんでは、粋じゃない。
思ってもごらんなさい。京橋のこのかいわいから銀座にかけては、食通の池波正太郎さんが食べ歩きを書いた地域です。粋な池波さんは、ベンツでなんか回りはしない。うまい店には歩いて通う。いうまでもなく、自前で払う。
そうじゃあないかな。ベンツでうどんのあなた。
やっかみじみた「皮肉」でありますが、かく言う、わくわく亭は大の関西風うどん好きなのであります。
手にカメラがあると、急造の写真家になった気分である。
それにデジカメは失敗したもの、気が変わって不要になったものは、瞬時に消去できる。フィルムを無駄にするという心配がないから、急造カメラマンは恐れをしらない。
写真は「うどんすき」の店「美々卯 京橋店」である。
なんと立派な建築だろう。いずれ名のある設計家の造形だろうが、まるで巨大な石の砦のようだ。いかめしく、重厚だ。
美々卯は大阪に本店を置く、「うどんすき」専門店。ふつうのうどんもあるが、わざわざ遠方から車でやってくるお客は「うどんすき」がお目当てである。
僕も、ごくたまに友人と「うどんすき」を食べに来るが、夜は一人5000円(飲み物は別予算)。昼間は一人1000円から。うどんは讃岐うどんに似ている。
中央通りから横道へ50メートルも入った裏通りにある。
昼間、駐車場がないのに、店舗の前には、いつも数台の高級車(ほとんどがベンツときまっている)がとまっている。中には運転手がいる。会社のエライさんを送迎するのである。
わくわく亭は、かく思う。
おいおい、うどんを昼に食べるくらい、歩いておいでよ。
運転手つきのベンツで来たって、所詮食うのは「うどん」だぜ。
おまけに、社費で払うんじゃないか。
ベンツを待たせての、うどんでは、粋じゃない。
思ってもごらんなさい。京橋のこのかいわいから銀座にかけては、食通の池波正太郎さんが食べ歩きを書いた地域です。粋な池波さんは、ベンツでなんか回りはしない。うまい店には歩いて通う。いうまでもなく、自前で払う。
そうじゃあないかな。ベンツでうどんのあなた。
やっかみじみた「皮肉」でありますが、かく言う、わくわく亭は大の関西風うどん好きなのであります。