尾道てごう座

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 写真は「尾道駅前西御所県営上屋2号倉庫」というなんとも長ったらしい名称がついた倉庫。

 そこを会場にして3つのイベントが連続して開催される。それをリレー・イベントと呼ぶ。

 1.浴衣でライブ&第6回尾道帆布展「キャンパス」8月26日

 2.能への誘い&尾道ベッチャー祭り200年祭  9月23日

 3.みなとオアシス演劇祭            10月27日

 尾道で活発な創作演劇や文化活動を展開しているNPO法人 尾道てごう座が新年度の事業として手がけるもの。

 内容を見てみれば、まことにユニークな企画だとわかる。

 「浴衣でライブ」は浴衣と大正浪漫着物を着つけをしながら貸し出して、その涼しげでロマンチックな和装で音楽ライブを楽しもうというものだし、ベッチャー祭りの太鼓を舞台に上げて演出をしながら
文化財として売り出そうという企画のようであるし、観世流の能で「楊貴妃」を上演する。

 この尾道てごう座を運営しているのが、田島美鈴さんという女性である。なんというエネルギッシュな活動をなさる人だろう。

 林芙美子行友李風小林和作などといった尾道にゆかりの深い作家や画家をとりあげて、毎年すぐれた伝記的な劇を上演してきただけでも、すごい活動であるのに、このようなかずかずの文化活動を実行してゆかれるのだ。

 わくわく亭は一度東京で田島さんにお目に掛かったことがある。
 『ビリヤードわくわく亭』をさしあげたところ、
 「機内で読むことにします」とおっしゃった。

 えっ? 僕なんかだと尾道にいくとすれば新幹線しか頭に浮かばない。「機内」というから、飛行機だろ。羽田から大阪まで飛行機で、大阪から新幹線か?それとも?

 あとで尾道に住む友人と話していて、「岡山空港をつかえばとても便利」だと聞いた。
 そうだったのか、東京―岡山が航空機で、岡山から尾道が新幹線という手があるのか。

 きっと、田島さんは岡山までの「機内」で読んでくださったのだろう。エネルギッシュな人には飛行機が似合うよ。

 そうして、すぐに本の感想を送ってくださった。

 「みなとオアシス尾道・リレー・イベント」が成功しますように。