正月肥り

正月になって、寒いこともあって、狭山不動への初詣のほか、ウォーキングどころか

外出らしい外出もしないで、いまだにごろごろしている。

おかげで体重はふえている、と思われるが、タニタの体重計には乗っていない。


今朝の日経CNBCで見た「肥満大国アメリカ」という番組はおもしろかった。

肥満を原因とする医療費などの経済的負担は、喫煙を原因とするそれを超えたという。

子供の糖尿病の激増は、大きな社会問題になっている。そうした子供たちは

30代になると心臓病や心筋梗塞などになる危険性が高まる。

企業では従業員の肥満対策は必須である。生産性が落ちるし、保険料の負担、病気の

治療や休職による損失が大きくなるからだ。

さまざまな研究や対策が試みられているが、そのなかでユニークな実験があった。


ある研究機関が開発したシステムで、現在大企業の3社が実験的に採用している。

オフィスでは椅子に腰掛けて、毎日7時間ほどパソコンを操作しているが、

腰掛けるのを止めて、立って歩きながらパソコンを操作する。

健康ジムなどにあるウォーキングベルトの上を歩きながら仕事をするのだ。

研究者の説明では、1時間で150キロカロリー消費するから、1日7時間勤務では

およそ1000キロカロリーの消費となる。

オフィスで働きながらダイエットが可能になるというわけ。


どうだろう、将来、学校の教室でも、会社や役所でも、みんな歩きながら働く。

茶店でも食堂やレストランでも歩きながら飲んだり食べたりする光景がみられるのだろうか?


やっと会社から自宅に戻ると、

「あなた、お食事ですよ。今夜はスキヤキよ」

と女房にいわれて、

「そうか。ビール飲むか」

そこで、ウォーキングマシーンの上を歩きながら、ビールを飲みながらスキヤキを食べる。

こんな初夢見たくもない?