神沢利子さん

イメージ 1

イメージ 2


写真の銀髪の女性は、童話作家神沢利子さんです。

2月24日の朝日新聞夕刊の「どくしょ応援団」というページに、神沢さんが、ご自分の

代表作『くまの子ウーフ』について語った記事があった。

写真は近影だと思うが、1924年生まれだから、今年86歳におなりになる。

とても、きれいなおばあちゃんだ。

わくわく亭が作家の今江祥智さんを介して神沢さんにお目にかかったのは、いまから10年前。

そのとき、彼女は76歳だったわけで、この写真より、うんと美人だった。

その1~2年後に、京都で今江さんに、(このときも御馳走になった)会ったとき、

「70過ぎた美女に恋する男の話を書くつもりです。70すぎても、びっくりするほど

美しい女性っていますからね。あなたもご存じの神沢さんのように」と今江さんが

言った時に、すぐ納得がいったものでした。


夕刊の記事ですが、神沢さんは5歳~13歳まで樺太で過ごしたと語っている。


「5歳から13歳まで、樺太で過ごしました。『森にはクマがいるから気をつける』なんて

 言われて遊んでいたの。本物のクマに会ったことはないけれど、足跡や、木に残ったツメ跡

 はよく見つけて。とても怖い存在でしたよ。

 {略)

 クマは不思議な存在ですね。子グマの愛らしさと対照的に、大人のクマの大きくて力強い

 ところはとても父性的。半面、冬ごもりの穴の中で、ものも食べずに子育てする母グマは、

 母性そのものです。二本足で立つところなんか、人間みたいだし。

 だから人は昔から、クマを神様としてあがめてきたんでしょう」


近著に『ブンブンガタガタドンドン』があると紹介されている。

86歳で、なんというお元気だろう。

90歳におなりになったときの、まだまだ美しいお写真を見たいものです。