中元紀子・写真詩集『おのみち』
写真家の中元紀子さんから写真詩集『おのみち』が送られてきました。
『恋ヶ窪』を送ったお返しに、この写真集をいただきました。
その夏のパーティーで撮ってもらったツーショットがあります。
彼女はなにしろ2005年のミス尾道ですから、ごらんの美女です。
ミス尾道としての活動もありますからブログへの露出は許されると思って
掲載しました。わくわく亭の露出はお見苦しいでしょうから、目張りつきです。
写真付きのハガキにかんたんなお便りがありました。
《「恋ヶ窪」ありがとうございました。大人の恋物語ですね。美しい、素敵なおはなしでした。
「神楽坂百草会」もとても面白かったです。家族みんなで読みました。
わたしも、写真詩集をつくったのでお送りします。これはまだ販売用ではないのですが、
いずれページ数をふやして出版するのが夢です…(後略)》
これまでも、この「書庫」で彼女の写真作品(尾道でハガキとして販売されています)
は何枚か紹介してきました、こんどはそうした写真に詩がつけてあります。
2~3枚お見せしましょう。
一枚目は、わくわく亭が大好きな「尾道一番踏切」です。
踏切の向こう側の白い建物の裏に、わくわく亭は小学5年から高校卒業まで暮らしていたの
ですから。
彼女の詩のひとつを紹介します。
飽きもせずに続けられるのは 忘れてしまうからだ 喜びも哀しみも 愛しさも憎しみも すべて飲み込まれて 新しい朝を迎える これからわたしを待つものは これまでのわたしを導いてきたもの 春が来て また春が来て 去年よりひとつ年を重ねて 何かを知り 何かを忘れながら 目の前の続きに一喜一憂して 回り道しながら前に進む