僕がミーハーだった頃
先月、書棚の増設をして、あわせて蔵書の整理をしていたのですが、そのときに
いろいろ古くて懐かしいものが出てきました。
わくわく亭が尾道の高校生だったころに、こっそりと買って、恥ずかしいものだから
家族にも内緒にして、しまってあった映画俳優のブロマイドが出てきました。
わくわく亭は、そうした写真を買う姿を友達に見つからないようにするため、
あれこれと苦労もしたのですが、その滑稽なニキビ面の高校生を小説に書きました。
それが「寺の下の映画館」でした。
小説集『尾道物語・純情篇』に収めてあります。
全部で16枚ありました。
その中から、9枚をお見せします。
昭和31~33年頃に買ったものです。
スターたちも若くて、ブロマイドとしては、いまは「お宝」になっているかもしれません。
では、わくわく亭が、尾道でミーハーの映画ファンだった頃を想像しながら、
ごらん下さい。
解説の必要はないでしょう?