ジュサブロー絵はがき

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きのう人形町の人形市をひやかしたときに、辻村ジュサブロー館の出店で、

絵はがきを一組買いました。

太夫」と題した4枚組で400円。

2体の太夫人形を半身像と全身像の、あわせて4枚に撮影したもの。

2体はよく似た顔立ちなのだが、顔も、衣装もよくみればちがう。

人形の本体は山形県酒田市にある山居倉庫(さんきょそうこ)・ 酒田夢の倶楽(さかたゆめのくら)

という観光物産館の中の「寿三郎の世界」に常設展示されているそうだ。


太夫」(たゆう)というのは、遊女のなかでも格式のもっとも高かった超高級遊女の呼び名

で、江戸の吉原でも、高尾太夫、揚巻太夫とか、ほんの数人しかいなかった。

それも宝暦のころには太夫はなくなって、一般に吉原の高級遊女は「花魁」(おいらん)と

称されるようになった。

京や大阪では、花魁とは呼ばず、太夫と呼ばれている。


彼女たちの豪華絢爛たる衣装と髪型は、その格式の高さを誇っている。

この髪型を「伊達兵庫」という。

たいへんな重量だったろうから、首筋の弱い遊女は太夫、花魁にはなれなかったでしょう。