青林工藝舎
設立したマンガ出版社である。
青林堂は休眠状態であるし、「ガロ」は休刊したままで、廃刊にひとしい。
したがって、「ガロ」に寄稿していたマンガ家たちと「ガロ」のマンガ文化の流れを引き継いで
青林工藝舎には、わくわく亭が注目している3人のマンガ作家がいる。
一人は山田花子さん(24才の若さで自殺している)。これから読むつもり。
高いし、現代ものも次々と映画化されているくらい支持されている。
まだ読んだ作品は『鬼にもらった女』だけであるが、「今昔物語」などから材を得て
どれも女性の情念の普遍性を描いて巧みである。
そして、いま一人が、まだ若い作家、あるいは多才な映像作家の近藤聡乃(こんどう あきの)さん。
近藤聡乃さん(1980年~)の『はこには虫』と『いつものはなし』については稿を改める。