霧島

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霧島酒造のいも焼酎を頂いた。

このところ、毎日のように到来物がある。

このぶんだと、頂き物で生活していけるかもしれないぞ……。


わくわく亭の仕事場は中央区の京橋にあるのだが、ビルの10階に霧島酒造の東京支店が越してきた。

本社が宮崎県の都城市にある、いまや全国的に人気がある「いも焼酎」の酒造会社だ。

支店長さんがパック入りを2本もってご挨拶にみえた。

「いや~、これはこれは」とたんに、わくわく亭の機嫌のいいこと。

2本とも独占すると恨まれるから、黒の「霧島」は仕事場の焼酎好きにゆずって、写真の1本を持ち帰っ

た。

昔のような「いも」の強烈なニオイはおさえてあるから、都会の若者や女性にも、大いに飲まれている。


「重いのに、ありがとう」と女房は、わくわく亭にひとことネギライの言葉はかけてくれたが、

缶ビールを飲んでいる亭主を尻目に、さっそくお湯で割って梅干しを入れて飲みはじめている。

「おいしい」

その大声は、わくわく亭のものではなくて、女房のものです。