高校時代の恩師K先生から年賀状をいただいた。
国語の先生で読書と作文の指導を受けた。
今年91か92歳の高齢であるが、賀状を見ても読書力に衰えはないらしい。
先生は「読書好き」と「読書力」とは違うと言う。
読書力があると言えるのは一年間に文庫を100冊、新書を50冊くらい読む力のことで、
作品の内容でも
推理小説ていどのものばかりでは駄目で、ヘッセや
漱石クラスの作品であること。
読書は自己形成に必要なものだとある。
それにしても90歳を過ぎても自己形成のために旺盛な「読書力」を維持している恩師に
頭があがらない。