織田作ガイド本

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『永久保存版 織田作之助』(河出書房新社)を買ってきた。

織田作に関する本の出版は近年珍しいから、表紙を見てノスタルジックになって買った。

編集は「オダサク倶楽部」である。ネットで見かける名前だが、大阪の熱狂的な織田作ファンの

倶楽部らしい。阪神タイガースファン倶楽部ににているか。

内容はきわめて真面目。

執筆舎の中に、大谷晃一さん、三島佑一さんの名がある。三島さんとは面識があるし、著書の交換

などの交流がある。

大谷さんは大学の先輩であり、『別冊関学文芸』では同人の名簿に名前を並べてもらっている。

大谷さんは関西学院大学在学中から織田作之助のもとを頻繁にたずねて交流があり、作家の死後

かなりの歳月が過ぎた昭和48年に評伝『織田作之助伝 生き愛し書いた』を出版する。

わくわく亭はすぐに買って読んだ。

織田作之助はわくわく亭の文学上のヒーローだった。高校から大学生のころ、織田作之助の本を

大阪の古本屋を探し歩いて買ってきて夢中で読んだ。

35歳で結核で死んだ織田作之助の早すぎる死が、無念でならなかった。それを思い出すと

今もわくわく亭の胸がさわぐ。いまもなお織田作はわくわく亭のヒーローに変わりないからだ。