「ホームレス歌人」続報
美しき星座の下眠りゆく グレコの唄を聴くは幻
グレコはパリの浮浪者や娼婦を歌う。
《腹ぺこの浮浪者はベンチで眠り、老いた娼婦たちはまだ客を引く…》
パリに在住しているシャンソン愛好者が新聞社に便りを寄せた。
「この曲を知る人はファンでも少ない。50年代に青春を送った70歳前後のフランス通」では
ないか、と歌人について推測する。
【ジュリエット・グレコは1927年生まれで、今年82歳。まだ活躍中。
アイドル的存在として、その美貌を生かし、シャンソン歌手として女優として活躍。
しだいに政治的にも自立した女性として発言をしつつ、個性的な生き方をする。
黒ずくめの衣装が有名。
主要な持ち歌としては、「パリの空の下」「ロマンス」「詩人の魂」「パリ野郎」など。
主要な持ち歌としては、「パリの空の下」「ロマンス」「詩人の魂」「パリ野郎」など。
たびたび来日公演をしている】
グレコの日本公演を手がける中村敬子さんは、
「若くして欧州の文化を愛したであろう方が食うや食わずなんて、胸が詰まります」
と語っている。
朝日歌壇は毎週月曜日に入選歌を発表している。
今日はその月曜日。
わくわく亭は今週の入選歌の中に、公田耕一さんの名前をさがしてみたが、
その名前は見当たらなかった。