イヴ・サンローラン(1)

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イヴ・サンローランはいわずとしれた世界的なファッション・デザイナーです。

わくわく亭はファッションの門外漢ですから、彼のファッション作品をUPしようなどという

大それた野心は毛頭ありません。

たまたま入手したごらんの文献「MODE1958-1990 イヴ・サンローラン」で、彼の

クロッキーの魅力に感銘したものだから、わが「驚異の美術館」にUPしておきたいというだけのこと。

それにしても、ファッションの天才は、クロッキーにおいても、“色彩”の天才ですね。

何回か連載にしますが、

彼のクロッキーとグリーティング・カードをまず紹介します。

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 これはカタログです。1990年11月~12月に「イヴ・サンローラン展―モードの革新と栄光」

と題した美術展をセゾン美術館が開催したときにつくられたカタログというか図鑑です。


 当時、1936年生まれのイヴは54歳で、パリモードの「帝王」とまで称えられ、名声の絶頂期に

いましたし(85年にはレジョン・ドヌール勲章を受章)、またセゾン美術館を運営していた西武流通グ

ループの総帥である堤清二さんにしても、この美術展の中核として仕事をした彼の妹の堤邦子さんにして

も、「西武王国」の最盛期にいたのでした。


 すでにイヴ・サンローランは引退していますし、堤一族に当時の面影はありません。

 いろいろな意味からして、この1990年の「イヴ・サンローラン展」の図鑑は、しあわせな輝きに満

ちていた「栄光」の記憶ともいえるものです。

(わくわく亭は、すこし、カッコイイ皮肉を言ったのでしょうか?)