幕末期の箱根

 1月2日と3日は毎年、大学生による伝統の「箱根駅伝」があります。

 今朝スタートした、東京の大手町から箱根芦ノ湖までの往路は、早稲田大学が久々に優勝をしました。


 小田原から箱根の山登りコースは、往路の最難関でした。
 
 選手はきびしい坂を登り切ると、いよいよ下りにかかり、「元箱根」の箱根神社をすぎ、にぎやかな町並みを抜けて、芦ノ湖湖畔のもうけられたゴールにとびこんでいきました。

 いまからおよそ150年前の「元箱根」と「芦ノ湖」の風景写真があります。

 長崎の出島のオランダ商館に勤務していたオランダ人が撮影した写真です。


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 元箱根の風景です。道の両側にあるのは旅人を相手にした茶店です。「お茶漬け」の看板がならんでいます。

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 箱根山から芦ノ湖を写した貴重な写真です。
 人間の気配をまったく感じさせない、原始の森につつまれた芦ノ湖の森厳な空気がみなぎっています。