北條霞亭の尾道詩

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尾道市立大学日本文学科発行の『尾道文学談話会会報』第8号が送られてきました。

わくわく亭は「北條霞亭の尾道詩」というエッセイを書いています。

霞亭については鴎外の史伝『北條霞亭』を読んで知っていましたが、井伏鱒二の随筆

「霞亭の観梅詩」で、霞亭の尾道詩の存在を知りました。

しかし井伏の紹介した詩には、どうも語句に疑問があり、それを調べる過程をエッセイにしました。

霞亭は志摩の人ですが福山藩の神辺に来て、菅茶山の廉塾で都講になります。

神辺から尾道経由で三原へ観梅に行ったことがあり、そのとき詠じた尾道詩を中心に霞亭の四十四年

の短い生涯を紹介しました。

公立大学の論文はネットで一般公開され、自由にプリント、ダウンロードして読むことができます。

大学の発行誌ですが、わくわく亭の書くものは、研究論文といったかたぐるしい文章ではありませ

ん。短編の推理小説でも読むように、読んで下さればと思います。